「へぇ〜?それからずーっと白咲のこと好きなんだ?」

「う、うん…」

お昼休み、親友の華島 凛(かしま りん)ちゃんとお弁当を食べながら、あたしが白咲くんを好きになった話を話していた。

凛ちゃんははっきり思った事を言うけど、人の話はちゃんと聴いてくれているし、悪口とかも絶対に言わない子だからあたしは凛ちゃんが大好き。

ちなみに凛ちゃんは中学2年生の時に同じクラスになった時に、あたしに初めて声をかけてくれた人。

その時からずっと凛ちゃんと過ごしてきた。

「ま、確かに顔はいいもんねぇ白咲。実際告白も何人からかされてるみたいだし。あたしの好みじゃないけどね。でも、璃桜が振られるなんて、珍しいね?璃桜もすっごいモテるのに」

「いやいや、モテないよ!凛ちゃんのほうがいっぱい告白されてるじゃん!」

「まぁね。でもあたし、彼氏いるし」

凛ちゃんには、ひとつ年上の彼氏がいる。
前に写真を見せてもらったけど、凛ちゃんとすっごくお似合いだった。

「いいなぁ。あたしも彼氏欲しいよ」

「彼氏じゃなくて、白咲が、でしょ?」

「ちがっ…もう!からかわないでよぉ…」

「あははっ!璃桜はかわいいねぇ〜」

「むぅ」

あたしがほっぺを膨らませて拗ねていると、