初恋〜ずっと、キミだけを〜

え…?

目を開けると、男の子の腕を掴んだ叶斗くんがいた。

「な、なんでお前…どうやって入ってきたんやだよ!」

「…瀬尾がお前に連れられるとこ見かけたから、先生に頼んで鍵貸してもらったんだよ。それより瀬尾から離れろよ」

「ちっ…んだよ、付き合ってるならそう言えよな」

男の子はすぐにあたしから離れて教室を出て行った。

「…あ、叶斗くん…その、ありが「バカじゃないの?」

「えっ」