最強女子と最恐男子

路地裏につくと、六人揃って目を見合わせた。
みんな驚きの表情をしている。


約50人くらいの男たちに囲まれ立っている。


………華奢な女が1人。


すぐ助けようとした、だが、それ以上近づけなかった…

その女から、強い殺気が感じられたから。

……ただもんじゃないな…俺らは目を見合せ、物陰から見守ることにした。



約5分…あっという間に、そして鮮やかに、その女は、総長までもねじ伏せた。


フードをとり、今ねじ伏せた、相手の耳元で囁いている。

みるみるうちに、『流星』の総長のかおが、青ざめていく…


囁く声も、顔も分からずただ背中を見つめているだけでも、そいつの回りにある空気、喧嘩の強さ…それだけで俺たちは確信した。

ただ者ではないと…

立ち去る女の背中をただ呆然と見つめた。


……だが、その背中はあまりにも小さく、頼りなかった。

汚いことを知らない、幼く、儚い存在に感じた。


……そしてその背中は寂しさをまとってみえた……