最強女子と最恐男子

「お前ら邪魔なんだよ。とっとと消え失せろ。」

蓮斗の声だ。


その瞬間、さーっと女子たちが教室に戻っていった。


うるさかった。


なんか蓮斗が女子に囲まれてるのを見てるとムカついた。

どうしたんだろ?私……


そんな風に考え事をしていると、大きくて暖かい手のひらが、私の腕をつかんだ。


蓮斗だ。

どうして?


そして驚いた。

最恐と恐れられる族の総長なのに、まるで壊れものを触るように、優しく包み込んでくれたから。

家族以外で、触られても嫌じゃないって思った人は何人目だろう?


しかも、回りでは、幹部たちが微笑ましそうに私と蓮斗のことを見てるから。


これってどういう状況っっ?