最強女子と最恐男子

屋上のドアの前についた。
すりガラスの向こうに何人かの影が見えたけど、みんなの屋上だからいいよね?



ガチャ
ドアを開けると、固まってしまった。
どこかで見たことのあるような?ないような?超絶イケメン六人がいたのだ。


そのなかでも一際目を引く、黒髪の男の子と目があった。


カッコいい………

じゃなくて‼絶対ここ来ちゃ行けないとこだったよね。



「失礼しましたっっっ」


勢いよく頭を下げて、逃げるようにドアノブに手をかけた。


「一緒にお昼食べようよ!」




いかにもthe女好きって感じの男の子が話しかけてきた。

あ、こいつ世界2位のハッカーの颯天じゃん。

ま、私が1番なんだけどね。


ということは、ここにいるのは、龍鬼の幹部ってことですよね?



さっきの一際目を引く奴は総長の梶原蓮斗か…



私の女子高生の日常が崩れる。
関わったら目つけられそうだしね。


「おーいだいじょーぶ?」



あ。ヤバい考え事しすぎてフリーズしてた…

「誘ってくれてありがとうございます。でもちょっと遠慮しておきます。」



他の5人のイケメンたちが私を目を丸くして見ている。


「「颯天の誘いを断る女の子なんて初めて。」」


顔がそっくりな双子の男の子……確か……島野兄弟だっけ?兄の音哉と弟の響哉。


「お前いい根性してんな。面白い女」


そういってきたのは、萩原 瑛太だっけ?


「あーあ颯天がショック受けちゃってる。てか君あんまみない顔だね?転校生?」


颯天の顔色をうかがいながら言うのは、確か副総長の、遠野 利人かな?


てかみんなイケメン。



その光景を黙ってみてるのは、やっぱり1番目を引く総長だった。


「お前、名前は?よく俺らの屋上にこれたな。」



いやお前らのじゃねぇし。


なんて今の私には言えない。だって普通の女子高生なら言わないでしょ?



「今日から転校してきました。如月 音羽です。じゃあ私はこれで。」


「何で俺たちの、屋上に来たんだよ?」


利人が言った。


しつこいなー


ここで、「ごめんなさい、知らなくて」的なことを言っとけば良かったんだけど、その時の私は、喧嘩とかもあんましてなくて体がウズウズしちゃったの。




「別にお前らのじゃねーだろ?」