「あの、相澤、この前はほんとにごめん」

「お前、俺が怒ってる理由分かってないだろ」

「う、それは」

「だったら謝んな、変に謝られても嬉しくねえよ」

「………」

「………」


1週間ぶりに話せたというのに、相変わらず相澤は冷たくて、会話も弾まない。

どうしたらいいのか分からないほど、状況は深刻化していて、わたしは泣きたい気持ちでいっぱいだった。


なんで、こうなってしまったんだろう。

少し前は、こんなことになるなんて思ってなかった。ただただ楽しくて、無邪気に笑っていた。

あの頃の、相澤と元どおりの関係だった頃に戻りたい。

そう思った時、わたしの目からぽろぽろと涙が出て来た。