「ふぁっ、、」



静かな授業中にうとうとして大きなあくびをしてしまい担当の先生に嫌味を言われてしまう



暖かくなってきたうえ、面白くない授業。



うとうとするなっていうほうがむりじゃない?



悪態をつきながら黒板を軽く睨みつける私、西宮千紗は今年で高2になった



難しい公式を聞き流しながら窓の外を眺める



私の教室の窓からは校庭が見える



体育の授業が行われているのを見て羨ましくなる



ため息をついて黒板の方を向き直すとじっと私の方を見ていたあいつと目が合う



“ばーか” 口パクでたしかにそう言った私の幼なじみ、夏樹 翔はいたずらっぽく笑う



いたずらっぽく笑う翔にムカついちゃったけど気にならなくなった


スパーーン!!