"yume side"

颯斗に珍しく家に来いと言われた

嬉しい反面

帰りたくないってわがまま言いそうで

怖かった

うざったいって思われたくないもん

でも

優「颯斗の家〜?いいよ〜!」

と約束したのだ

そして迎えた放課後

いつものように迎えにきてくれた
相沢さんに謝って
颯斗の車に乗って颯斗の家に行く

優「おじゃまします」

花「あら、優芽ちゃん!颯斗!

おかえりなさい!」

颯天「優芽ちゃんいらっしゃい」

とお仕事がお休みだったらしい
花奏さんと颯天さんに挨拶をして
颯斗と一緒に颯斗の部屋に行く

颯「優芽そこ座って?」

といつもより真剣な目をして
颯斗に言われる

別れ話?婚約破棄?そんな想像ばかりする

颯「今日は大切な話がある」

優「…で…」

颯「ん?」

優「別れないで!…グスッ」

颯「え?!ちょ…違うよ優芽!」

優「え…違うの?…グスッ」

颯「今日は優芽が元気がない

理由が知りたかったんだ

教えて?優芽は何を考えてるか」

優「えっとね、あの…

りおちゃんたち見てて羨ましく

なっちゃったの

卒業してから同棲するって言ったのは

自分なのにどんどん颯斗に

そばにいて欲しくなっちゃうし

甘えちゃってうざったく思われたら

どうしようとか考えたら不安で…」

ずーっと溜めてた思いを颯斗に
伝えてみた

うざったいってやっぱり思われたかな

そう考えてたけど…颯斗は

颯「なんだ、そういうことか!

じゃあ話は早いじゃん!

一緒に住もう!

そのままの優芽がだいすきだし

甘えられるととっても嬉しい

俺は甘えられるの大歓迎なんだよ?」

って言ってくれた

嬉しくて嬉しくて颯斗の胸に

飛び込んで泣いちゃったとか

りおちゃんたちには恥ずかしくて

言えないかもしれないなぁ笑