つ、ついにきてしまったコンテスト


どきどきとわくわくそして不安で
いっぱいだ


りおちゃんと"アレ"に着替えて
控え室に向かって待機している

すると…

『さーてはじまりました
カップルコンテスト〜!』

里「優芽、始まったね!」

優「緊張する〜…」

『まずはエントリーNo.1〜…』

どんどん進んでいってりおちゃんの番

『次はエントリーNo.9尼崎、道成寺ペア!』

雅人くんはなにをするんだろ〜

『おーっと!尼崎さんはドレスで登場だ!』

雅人くんは顔を真っ赤にしている!

そうママの名案とは

ウェディングドレスを着て参加して

プロポーズさせるという

なんとも一か八かの勝負なのだ

わたしのパパはホテル経営に
料理店経営、ブライダルなんかも
やってるから
ドレスを用意するのは簡単だった

それに今回だけは役に立った
お兄ちゃん

デザイナーとしても活躍してる
お兄ちゃんがデザインしてくれた
ドレスだからとっても
気に入ってたりする



『道成寺さんはどんなサプライズなんだ!』

すると雅人くんは片膝を立てて

雅「りお、ぜーったいに幸せにする…だから

卒業したら

婚約者から奥さんになってください!」

里「う…ぅぅ、よろしくお願いします!」

りおちゃんは泣きながらも嬉しそうだ

ママたちの言う通りにプロポーズされた
りおちゃんはとっても幸せそうだ

つぎはわたしの番か…

『最後はエントリーNo.10

神城寺、一ノ瀬ペア!』

わたしも真っ白なウェディングドレスに

身を包み颯斗の元へと行く

颯「お、おまっ…///

優芽?!だよな…

綺麗すぎてやばい…///」

『おーっと神城寺さんもドレスだ!』

優「は、はずかしい…」

『さて、一ノ瀬さんは
どんなサプライズだ!』

颯「優芽?婚約するとき言ったよな?

これから知っていけばいいって

それでもし嫌だったら婚約破棄してもいい

って俺言ったよな?

俺、優芽を知れば知るほど

カッコ悪いけど嫉妬するんだ

俺の優芽なのに気安く話しかけんな

っていっつもモヤモヤする

だから優芽はちゃんと俺の嫁に

して俺の優芽に触んな、話しかけんな

って言いたい、俺のそばにいてほしい

だから俺と卒業したら結婚してください」

優「グスッ…うぅーっ!

わたしね、わたし…颯斗のこと

だいすきだよ?

颯斗…そばにいてくださいっ」

というと指輪をはめてくれた

颯「ってなわけだから俺の優芽に

話しかけたり触れたりしたやつ

一ノ瀬グループと神城寺財閥で

徹底的に潰すからその覚悟で」

と全校生徒を脅したのは言うまでもない

雅「あ!おれのりおに触れたやつも

道成寺グループと尼崎グループで

徹底的に潰すからよろしくね☆」

と雅人くんまで笑顔で脅したのだ

そして順位はというと…

『我が校の高嶺の花カップルの

優勝で〜すっ!

そして準優勝は尼崎、道成寺カップル!』

わたしと颯斗が一位でりおちゃん

たちが二位という結果だった

こうしてプロポーズ作戦は

大成功で終わったのだ