「ほら、早く席に着きなさい

じゃあ早速だがさっきも言ったが

文化祭実行委員と出し物を決めてもらう

誰か実行委員やりたいやついるか?」

って話し始めたのがこのクラスの担任
橋本 真嗣"hashimoto sinji"
通称しんちゃん

クラスはざわざわ騒ぎ出して
クラスの中の一人の男子が


『神城寺さんを推薦しまーす!』
『じゃあ俺がやるー!』

え!?わたし絶対やだよ…。

とはいえ男子1名と女子1名と
決まっている

やるしかないのかな…と悩んでたら

颯「優芽はだめ

つーかほかの奴らでやれ

俺らはカップルコンテスト出るから」

優「えっ!?」

思わず声に出してしまった

『じゃあ神城寺さんはダメか〜』

とどうやら諦めたらしい

すると

雅「あ、おれらもだめね〜」

って雅人くんがりおちゃんの
肩を抱き寄せて言った

里「ラッキー!

あっ!でもカップルコンテストとか

恥ずかしいんだけどー」

雅「ってか颯斗が出るとか本気で

言ってんの?!

幼馴染の俺からしたらお前はてっきり

めんどくせーからパスとか

言うと思ってたんだけど!」

颯「…まぁ、ちょっとな」

里「何企んでんだか」

優「あのぉ…

カップルコンテストってなに?」

里「優芽はほんと何も知らないのね笑

カップルコンテストって名前の通り

1番お似合いで美男美女を決める

カップルで出るコンテストなのよ笑

コンテストに出る人は実行委員の

仕事できなくなるから実行委員は

やらなくていいことになっているの

だから優芽は実行委員から外れたの」

優「なるほど!…ってえ?!

もしかしてみんなの前に出るの?!」

里「当たり前でしょ

だから恥ずかしいのよ〜!

でもこれは女にとって一大イベントよ!」

優「なんでー?」

里「彼氏は彼女にサプライズで

なにか用意する

その反対に彼女は彼氏に

さらに惚れ直してもらうために

なにかアピールするの!

料理でも服でもなんでもいいから

アピールするのよ!」

優「アピールかぁ…

颯斗はなにしたらわたしのこと

惚れ直してくれるかな

どうしたらイライラが止まるかな」

里「優芽をプレゼントしたら

あっという間にイライラなんて

止まるわね笑笑」

優「どういうことよ〜っ」

里「まあ、いいから一緒に考えよう!

わたしもまさくんに惚れ直してもらう!」

優「そういえばまだ好きって言って

もらってなかったしわたしも

好きって言ってなかったから

ぜーったい好きって言わせてやる!」

と意気込んでるわたしたちなのでした