ラブの苦手

「どうしたの?顔が真っ青よ。」
「何でもないの…。」
ラブは、フラフラしながら駐輪場へと向かった。
そこには、朝練を終えた絵美が立っていた。
「絵美!」
「愛子先輩!何で私を避けるのですか!」
絵美はラブの方に歩み寄ってきた。
「さっ、避けるつもりはなかったんだけど…。ちょっと、ビックリしちゃって…。」
「じゃあ、私の事を嫌っているわけじゃないんですね。良かったぁ!」
そう言って絵美は、ラブに抱きついた。
ラブの頭の中は再び真っ白になってしまった。
絵美は満足すると、何か叫んで笑顔で学校の中へと走って行く。
数分後ラブは、その場に倒れこんで保健室へと運び込まれた。

一時限目終了後の休み時間。
保健室に、吼児と拓也が訪ねてきた。
「ラブ…、ラブ、大丈夫?。」
ラブはうっすらと目を開け、かすれ声で答えた。
「吼…児君…、上田…君。」
「上田じゃない!拓也だ!」
起こったようにラブに言ったが、ラブはクスッと笑って、拓也君と言い直した。
「ラブ。今日の放課後、例の子を僕達のクラスに連れておいで…。」
吼児は、優しくラブに言った。
「だっ、だけど私には恋人なんて…。」
「俺が、なってやるよ。」
吼児の隣にいた、拓也が口を開く。
「たっ、拓也君が⁉︎」
ラブは、エッと言う顔をした。
「吼児から、話聞いてさ。…俺じゃ、不満?」
「うううん。…ありがとう、たっ、拓也君。」
ラブは、顔を真っ赤にして言った。