先生、あたしと浮気しませんか



「……」



あたしが声を出せないで黙っていると。



「やっぱり声に出せないくらい俺にぴったりだよな!」



嬉しそうな先生。


あたしは



「う、うんっ!すごく、すてき……」



ただ頷くことしかできなかった。



「だろ?ありがとっ!」



この時の先生の笑顔はね、あたし見たくなかった……。


だって、彼女とおそろいの時計だなんて……
ショックだった。


もう、見てられないや。