「じゃあ分かった、もっちーが可愛いのは認めるから、ちかも認めて」



「認めるもなにもないよ、私が可愛いとかありえないから望月が天使になって天国行っちゃうレベルだから、そうなると困る」


「………そのレベルがわからん」



「ちなみにそうなったらみんな困る。望月を知る全人類が」



「中学の時にも思ったけど、なぜにこの高校生になるまでに己のかわいさに気づかない?今も気づいてない。誰かにブスとでも言われたんか?おそろしいわ世間を知らないレベルが罪だわお前はそこんとこ直したほうがいいわ」



「ブスとも可愛いともいわれたことない。小学校はぼっちだし、誰も私に興味を示してくれなかったんだって...中学でも仲良くしてくれる人なんて羅衣だけだった....話したじゃないこの話忘れたの!」



「なんか、ごめん、、忘れてて、、(これは近寄れなかったパターンだなみんな。確かに私が勇者だわ)」






…可愛いっていうのは望月のようなことを言うのだ。


ありえない。



可愛かったら望月みたいにやばいぐらい告白うけたり、大手事務所からスカウトされちゃったりするはずだ。




でも私はそういうのないから。



確かに、望月みたいな人を見るともっと可愛かったら友達になれたりするんだろうと、可愛くなりたかったと思う...





「よし!ちょっと望月のことガン見してて」


「?うん」



なぜいつものことをやらせるのか謎だけど、まぁいっか。



確かに目が合いそうになるのを避けたかったからガン見はなかったかもなあ。ちらちらーって。私どんどん観察スキル上がってくんだけど?


目があっちゃったら見てたってばれちゃうし。私はバレたくないのに。羅衣はたまに変なこと言うなあ。




望月を舐めるように…は、おかしいか。


じーっという効果音が出そうなくらい見つめる。



肌綺麗ー。周りの女の子たちより輝いてる…


触ってみたいな……


なんであんなかわいいんだ。。











!目があってしまった!!!!!!


いや、そりゃ見つめてればそうなるけど。けどそらせない!!つぶらな瞳かわいいもん。






10メートルくらい離れているけど、とてもきれいな目をしているのは遠くからでも見える。



吸い込まれそうな黒い色。


って、そんなこと考えてちゃだめだ。
(経過時間約1秒)





なんとなく、クラスメイトとして手を振ってみた。

話したことぜんぜんないのに。