我ら鈴木青春部☆☆

「見てみて!お山作れたよ!」

ただ盛り上がっただけの砂山を見て香奈はにこりと笑った。

「すごいね!じゃあ、私が拾ったどんぐりを乗せてもいい?」

「もちろん!」

冬覇は山の上にくぼみを作った。

香奈がその中にハンカチを広げどんぐりを流し込む。

「完成!!」

二人は手を叩いて喜んだ。

だが、冬覇の表情が180度変わった。