「いや…だから、何で「鈴木」なんだよ」

「よくぞ聞いてくれました!!」

いや、だからさっきからそれを聞いてんだよ。

冬覇は前へ乗り出し達也の顔に近づいた。

「今全国で一番多い名字は何でしょう?」

達也は考えた。

「鈴木じゃねえの?」

「ぶっぶー」

冬覇は達也の前で大きく腕をクロスし、ばってんを作った。