あぁ、お会いしたいです。
お慕い申し上げております。



この想いが、伝わってくれたのなら。
それなら、私はなんの悔いもなく死ぬことができるでしょう。
このままでは私は、悔いを残したまま一生を終える気がしてならないのです。
もしそうなったら、成仏もされず、その辺をふわふわと浮いている、幽霊となってしまうでしょう。



無念。



最寄りの駅で待っていてくださった車に乗り、その窓から外を見ていたのですが、やっぱり心はあの方の元へ。



叶わなくてもいい。
誰とも結婚なんてしなくてもいい。
だからせめて、この命が滅びるまで、あの方をお慕い続けていたいのです。