***
「ね、ね、私の格好おかしくない?」
俺の前でくるっと一回転するドレスアップした果菜の姿を上から下まで眺める。
「綺麗だ、いやいつもよりずっと大人っぽく仕上げてもらったな。満点だ」
引き寄せて頭のてっぺんに軽く唇を落とした。
「あ、ヘアスタイルがっ」と困った声を出すから頬にキスしたら「ううっ、メイクが」とまた困っている果菜に吹き出した。
「西隼人に会うからってそんなに身なりに気を遣うんだ?」
「ええっと。それもそうなんですけど・・・一番は私の隣に立ってる人に恥をかかせてはいけないから~ってことで。今日も進藤さんはとっても素敵です」
キラキラした瞳で俺を見上げる果菜。
俺か。
思わず口角が上がってしまう。
「果菜はいつでも綺麗で可愛いから心配する必要ない。俺はそんな果菜に釣り合うように多少気が張っている。今回は西隼人と秋野真紀の婚約披露パーティーだしな」
「でも、本当に私なんか連れ歩いて大丈夫?」
「大丈夫に決まってんだろ。自信持て。今日、マスコミのカメラは入らない。それに果菜だって西隼人に会ってみたいだろ?」
「それはそうなんですけど」
「秋野真紀ががお前に会いたがってる。果菜のことは俺と社長、ヒロトとヒロトの嫁さんでガードするから心配するな」
果菜の不安はわかっている。
先日のユウキの誕生日パーティーで出会って嫌味を言ってきたモデルだかアイドルだかわからん連中のことだろう。
果菜には言っていないが、手は打ってある。
「さあ、行くぞ。そろそろ社長が直々に迎えに来る」
「え?清美さんが来てくれるんですか?」
「そうだ、お気に入りの果菜の世話は自分がするって木田川さんに宣言してたからな」
「な、なんかやっぱりおそれ多い・・・」
「ね、ね、私の格好おかしくない?」
俺の前でくるっと一回転するドレスアップした果菜の姿を上から下まで眺める。
「綺麗だ、いやいつもよりずっと大人っぽく仕上げてもらったな。満点だ」
引き寄せて頭のてっぺんに軽く唇を落とした。
「あ、ヘアスタイルがっ」と困った声を出すから頬にキスしたら「ううっ、メイクが」とまた困っている果菜に吹き出した。
「西隼人に会うからってそんなに身なりに気を遣うんだ?」
「ええっと。それもそうなんですけど・・・一番は私の隣に立ってる人に恥をかかせてはいけないから~ってことで。今日も進藤さんはとっても素敵です」
キラキラした瞳で俺を見上げる果菜。
俺か。
思わず口角が上がってしまう。
「果菜はいつでも綺麗で可愛いから心配する必要ない。俺はそんな果菜に釣り合うように多少気が張っている。今回は西隼人と秋野真紀の婚約披露パーティーだしな」
「でも、本当に私なんか連れ歩いて大丈夫?」
「大丈夫に決まってんだろ。自信持て。今日、マスコミのカメラは入らない。それに果菜だって西隼人に会ってみたいだろ?」
「それはそうなんですけど」
「秋野真紀ががお前に会いたがってる。果菜のことは俺と社長、ヒロトとヒロトの嫁さんでガードするから心配するな」
果菜の不安はわかっている。
先日のユウキの誕生日パーティーで出会って嫌味を言ってきたモデルだかアイドルだかわからん連中のことだろう。
果菜には言っていないが、手は打ってある。
「さあ、行くぞ。そろそろ社長が直々に迎えに来る」
「え?清美さんが来てくれるんですか?」
「そうだ、お気に入りの果菜の世話は自分がするって木田川さんに宣言してたからな」
「な、なんかやっぱりおそれ多い・・・」



