俺のトラップを丸ごとヒロトの嫁さんに暴露されてしまい苦笑しながら果菜を見ると、彼女は不安そうな複雑な顔をしている。
「呆れたか?」
果菜を支える手に力が入る。
果菜は表情を緩めた。
「呆れませんけど。こんなことして大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。社長も秋野も共犯だし、実は西さんもみんな協力者なんだ」
ええっ?と果菜の瞳が大きく開いた。
おいおいそんなに大きく開いたらこぼれちゃうぞ、ただでさえ果菜の瞳は大きいのに。
「そんなに~。私皆さんにお詫びに行かないと。あ、お詫び?お礼?どっちだろ。ねえ、貴くん」
おろおろとしはじめた果菜をヒロトの嫁さんが笑う。
「ホントに月の姫は純粋ね。私もそうだけど、あの子たちのことは迷惑に思ってた人たちも多いからみんなスーッとしたんじゃないかな。
そうじゃなかったらみんな協力してないよ。
じゃあ、私も旦那様のところに戻るね。またゆっくりうちに遊びに来てね。うちの娘もまた抱っこして欲しいし」
ひらひらと手を振って小走りにヒロトのもとに戻って行った。
彼女もあの女たちには嫌味を言われ嫌がらせされていたひとりなんだろう。
それに、ヒロトたち夫婦は俺と果菜の映像が流出したことを自分たちのせいだと気にしていた。
決して彼らのせいじゃないってことは明白だったが割り切ることはできなかっただろう。
今回、俺の協力をしたことで少しは気持ちが晴れたのならいいのだが。
「呆れたか?」
果菜を支える手に力が入る。
果菜は表情を緩めた。
「呆れませんけど。こんなことして大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。社長も秋野も共犯だし、実は西さんもみんな協力者なんだ」
ええっ?と果菜の瞳が大きく開いた。
おいおいそんなに大きく開いたらこぼれちゃうぞ、ただでさえ果菜の瞳は大きいのに。
「そんなに~。私皆さんにお詫びに行かないと。あ、お詫び?お礼?どっちだろ。ねえ、貴くん」
おろおろとしはじめた果菜をヒロトの嫁さんが笑う。
「ホントに月の姫は純粋ね。私もそうだけど、あの子たちのことは迷惑に思ってた人たちも多いからみんなスーッとしたんじゃないかな。
そうじゃなかったらみんな協力してないよ。
じゃあ、私も旦那様のところに戻るね。またゆっくりうちに遊びに来てね。うちの娘もまた抱っこして欲しいし」
ひらひらと手を振って小走りにヒロトのもとに戻って行った。
彼女もあの女たちには嫌味を言われ嫌がらせされていたひとりなんだろう。
それに、ヒロトたち夫婦は俺と果菜の映像が流出したことを自分たちのせいだと気にしていた。
決して彼らのせいじゃないってことは明白だったが割り切ることはできなかっただろう。
今回、俺の協力をしたことで少しは気持ちが晴れたのならいいのだが。



