35階から落ちてきた恋 after story ~you are mine~

「なにか?」
俺が返事をして二言三言そのミクちゃんとやらと話をすると他のオンナたちも集まってきた。
こいつらハイエナかよ。

「タカトが女の子と話すなんて珍しいから集まってきちゃったけど、キミの「月の姫」さまは大丈夫なのかい?連れてきてるんだろ?」
小山さんが心配して声をかけてくれる。

「ええ、こんな事でやきもちを焼くような女じゃないですから大丈夫ですよ」

ちらりと果菜を見ると、ヒロトの嫁さんとジュースを飲んでいるが、何人かのモデル風の女に囲まれている。
目が合うとぎこちない笑顔が返ってきた。
何かまた嫌味を言われているんだろう。本当にごめん。もう少しの辛抱だから。
できるだけたくさんのくだらない女たちをひきつけて集めておきたい。。

「ねえねえタカト~。また飲みに連れてって欲しいの」
「タカト、私をミュージックビデオに使ってもらえないかしら?」
「まだ独身なんだし、クラブやバーにも一緒に行きましょうよ」
こっちの女たちもうるさい。
ピーピーキャーキャー何を話しているのか耳にも入れたくない。

何なんだ、この女たちは。
真剣交際していると発表した上でこういう場所に同伴している女性がいるっていう状況がわかんねえのかな。


そろそろだな。
腕時計で時刻を確認し、ステージの方を見るとスタッフが動きまわっている。
社長も気が付いて俺に近付いてきた。

さあいよいよだ、頼むぞ。

インカムをつけたスタッフが俺に近付いてきて耳打ちをする。

いよいよステージ上でLARGOの登場。
それと、男として進藤貴斗の出番だ。