目が覚めるとそこはお城のベッドだった

メイソン「エミリー…」

ロベルト「エミリー様」

回りがそう呼ぶ

エミリー「私…」

意識が混乱しておりそれがどんなにおかしいことかエミリーは気づかない。それどころか女声で私…などといってしまったことにエミリーはあまり関心がない

しばらく考えたエミリーはようやく自分がおかした失敗に気づく

エミリー「あの、わた…いや俺…」

起き上がりながらいうとメイソンがそれを止め寝かしつける

メイソン「大丈夫だ。全部知ってる。いつまでも出てこないから見に行ったら倒れていた。だから治療しようとして…汗がびっしょりで服をとりあえず脱がそうとしたら…その…」

メイソンはいいにくそうだったがその言葉でわかった

エミリー「見たんですね…胸…」

エミリーはもう女声ではなした。

メイソン「怒らないのか」

エミリー「…助けてくださったかたに起こるなんて真似はしません。私が騙していたんですからそれくらいはしかたがありません。」

エミリーはそういいつつも暗い表情だ

メイソン「そうか…」

しばらくの沈黙が続き最初に出たのはエミリーの声だった

エミリー「…しっていたんですか。」

メイソン「いや、女だってことは今知った驚いたよ。女みたいとは思っていたけどまさかほんとに…」

エミリー「そうじゃなくて!」

エミリーは勢よく起きあがり大きな声を出す

エミリー「あの人のことです!王妃様の…私の母についてです!」

メイソン「エミリーこの事を説明してもらいたい気持ちはわかる。だけど今は…」

エミリー「質問に答えてください!」

回りは静かになる

エミリー「あの人は私の母なんですか…?」

メイソン「…」

ロベルト「わたくしがお話ししますエミリー様。」

ロベルトはゆっくりと話始める