かいとが、好きだって言ってくれて。

ビックリしたな…。
そんなこと…奇跡のようだよね。
あんな、照れたかいと。
…大好きだもん。

春樹の顔なんて忘れて、かいとのとこ
行けばいいじゃん!

大好きな、かいと…。
背が高くて…。
前髪可愛くて…。
優しくて…。

俺のことも、考えて欲しいって言ったよね。

春樹のこと考えてる…あたしに。
かいとには…あたしの気持ちが…見えてるの?

でも…あたしは…かいとが!



ああ、もう。
どうしたいんだろう。あたし。

テスト勉強なんて、手がつかないよー。



そもそも…。
春樹があんなこと言い出すから!

ほんとに、全然…知らなかったよ。

もしかして、最初から…
あたしのこと好きで…いてくれたのかな。

かいとのこと…好きだってわかって…
あたしのために…?
わざわざ…頑張って?
つらいの、我慢して?

もう、さぁ…。
ほんっとに、バカなんだから…。




…気づかない、あたしも…

大バカだよ。