早くハルくんに伝えなきゃ。
がんのこと。余命のこと。
そして、ついに決心がついた。

私は、なるべく明るくベットの横に座っていたハルくんに話しかけた。

「あのね、ハルくん。大事なお話があるの。聞いて欲しい。」
ハルくんは不思議な顔をしていた。

「私、ガンなの。余命1ヶ月って言われてる。だからもう、あなたのそばにはいられないの!!ごめんね。だから、別れて欲しい。ハルくんに辛い思いさせたくないの。ごめん。」