高校入学して2週間が過ぎた。
僕は1人、教室の隅に座っている。
教室中は、大勢の人がガヤガヤと騒いでいる。
ある奴は、爪を磨きながら友達と話したり。
ある奴は、ペットボトルのゴミを遠くにあるゴミ箱に入れる遊びをしたり。
ある奴は、友達とおしとやかに喋ったり。
ある奴は、ゲームをしたり。
そして、ある奴は、1人、窓の外を見ている。
そう。僕のことである。
僕の教室は1群、2群、3群にグループが分かれている。
僕はそのどれでもない。
ひとりぼっちなのである。
いつも通り、学校はうるさく、耳障りである。
そうだ。あの場所に行こう。
僕はいつも通り、教室を出て左、階段を4階下り、右、そして、中庭を通り、また左、右と繰り返し、森のような抜け道を通り、やっとそこに到着した。
そのまま階段を上がり、扉を開ける。
僕はここ、旧校舎の2階にある音楽室が好きだ。
僕の唯一、好きな場所。
だれもいない場所である。
僕は1人、教室の隅に座っている。
教室中は、大勢の人がガヤガヤと騒いでいる。
ある奴は、爪を磨きながら友達と話したり。
ある奴は、ペットボトルのゴミを遠くにあるゴミ箱に入れる遊びをしたり。
ある奴は、友達とおしとやかに喋ったり。
ある奴は、ゲームをしたり。
そして、ある奴は、1人、窓の外を見ている。
そう。僕のことである。
僕の教室は1群、2群、3群にグループが分かれている。
僕はそのどれでもない。
ひとりぼっちなのである。
いつも通り、学校はうるさく、耳障りである。
そうだ。あの場所に行こう。
僕はいつも通り、教室を出て左、階段を4階下り、右、そして、中庭を通り、また左、右と繰り返し、森のような抜け道を通り、やっとそこに到着した。
そのまま階段を上がり、扉を開ける。
僕はここ、旧校舎の2階にある音楽室が好きだ。
僕の唯一、好きな場所。
だれもいない場所である。