そう言い切ったゆっきーの顔を見つめると


誇らしげに微笑む顔が、そこにはあった。


「何でそこまで出来んの?」


こんなあたしに、ってずっと疑問だった。


『教師始める前にやって仕事で色々あって


お世話になった人が居るんだよ。


してもらったことをその人に返せるものなんて


何も無いから、今度は俺が違う人達に返してこうって


そう思ったからだよ』


そんな自慢の担任が、輝いて見えた。