『ごめんごめん、トイレ寄ってた』 なんて相変わらずな顔で笑って退ける。 「ついさっき来たとこだから平気」 なんて会話しながら解錠された生物学室へと入り 指定席がの如く躊躇いもなくいつもの席に座る。 『そこはお前の指定席か!』 なんて言葉でこそそう言うが、 ゆっきーも最早、満更ではないようにも見えた。 「ある意味そうじゃん!いいっしょ?」 なんておどけるわたしに呆れ顔のゆっきー元い担任。