半身。然るに片羽。


「私は…知ってた‼︎…合尾君を見張る役目も在って…最上家からあなたの側にって…送り込まれたの」

汗が噴き出してる。

「…なんだそれ…それに…どうやって除霊するかも知らねーって…」

悔しいけど。

「思うだけ」

「え?」

「思うだけよ、合尾君」

俺が驚いたのは看護師が言ったからだ。

「ごめんね、私も最上家からなの」

「ッ‼︎」

ざけんな‼︎
冗談じゃねー‼︎

席を立ったら、手首を捕まれた。

「今逃げちゃったら、後悔すると思う」

静流が言った。