「なに言って?」
「…山城?」
「お邪魔だったら他所に行くけど?」
驚いて言葉が被った俺達とは対照的に、冷静な山城が静流の横に腰を落とした。
「樹海を2人はどう思った?」
そして急に話題を振ってきた。
「…正直全体は普通の林。好きじゃない場所も在ったけど」
俺が答えると微かに笑った山城が見えた。
「自殺の名所っていうじゃない。でも殆どが似通った場所というかピンポイントで多くの人が発見されるのが事実なんだよね。私達はその場所に少し近づきすぎて引っ張られただけ」
「引っ張られたって…」
「生きたいっていう念にってとこ」
事も無げに言うなよ山城。
