半身。然るに片羽。


静流の視えている人達はどんな感じなんだろう…

静流がもの凄く哀しそうな顔をしたので、視えるのが羨ましいなんて、本当に口に出さないで良かったと思った。



「体がいてーんだけど」

俺が呟くと

「一葉も?実は私も。なんか灰色の空間から帰ってきたらギシギシと痛むの」

静流が腕をさすってた。





「…体を乗っ取ろうとして向こうも必死だったからねー」

急に声をかけられて俺達は心底驚いた。