半身。然るに片羽。





……ゾクリ……



多分俺達は今その場所を通った。

マジで勘弁‼︎
ハンパねーって‼︎

冷や汗が止まらないなんて。

視えない俺でもこんなに感じてんのに、視える静流は大丈夫なのか?
ふと気になって後ろの座席を見ると、静流は案の定真っ青な顔だった。そして、隣の奴がもっと青い顔をしていたので、思わず隣の渡部を起こした。

「真琴と相川。大丈夫?」

渡部がそっと尋ねていた。

「うん。ちょっと酔っちゃった」

山城と静流は顔を見合わせて、力なく頷き合っていた。
これ幸いと山城に便乗した静流だった。

つうかさー。
渡部はずっと寝てたな…
良く寝てられんなーって思ってた。

渡部の事は思い過ごしか?