半身。然るに片羽。


中学3年。
静流とは同じクラスになれた。
名前順で俺は1番、静流が2番なのも2年前と変わらない。

「板倉君は3組なんだ?」

3年1組の教室に足を踏み入れた俺に向かっての質問らしい。

「だな」

体を反らして3組を見ると、桃が女子とじゃれ合ってるのが見えた。
変わんねーなー、あいつも。
と俺は一人で納得していた。

「板倉君は変わらないよねー。まー、一葉も…背だけ伸びても中身は変わってないんだけどねー」

そう。
静流が言うとおり、俺はこの2年で、正確にはここ半年で桃を追い越した程ににょきにょきと伸び始めたのだ。
今では桃のツンツン頭が目線にある。