案の定。
式だけで帰れという雰囲気だった。
でも、オトンとオトンの両親が火葬場に連れて行くのを押し通してくれた。
棺に入った静流のおばさんを見た感想を聞かれたら、静流と似ていると答えるだろう・・・
花を入れる時も、棺の蓋が閉まる時も静流は泣きもしなかった。
それがまた本家には癪に障ったのだ。
俺達はネチネチと突かれた。
でも俺達は知っている。
静流は哀しくない訳じゃない。
まだ実感できていないだけだと。
点火された後、本家や親戚の人達が別室に消えて行ったが、静流は釜の前から動けなかった。
泣きはしないけど、抜け殻のようだった。
オトンに促されて足は動いたけど、また直ぐに立ち止まってしまう…
「オトン。俺達外に出てても良いかな?」
意味は通じたらしく、頷かれたので静流に向いて声をかけた。
