半身。然るに片羽。


教室に取り残された時に、聴こえなくなった声は、保健室に来たとたんにまた聴こえだした。



『・・・ゴ・メン・ナ・サイ・ゴメ・ン・ナサ・イ・・・』



校医室の教諭は俺に椅子を勧めてくれた。
静流の寝ているベッドから、絶えず聴こえてくる声。

謝ってるのか?

『ゴメ・ン・ナサ・イ・ゴ・メン・ナサイ・・・・・・シズ・ル・・・』

ゴメンナサイシズル…?
って静流?

声。

マジで誰なんだよ!

俺が考えていると、保健室の扉が開いた。

「え?オカン?」

そこにはオカンが立っていた。

「…なんで?」

俺は思わず立っていた。

なんで、オカン?