それから俺達は3人でいることも多くなったし、静流は俺が心配するまでもなく、したたかに振るまい女子とも上手く付き合っていた。
そんな日々が続き。
中学生活にも慣れ始めた頃。
教室で桃とお昼を食べていると、教室に浮かない顔の静流が入ってきた。
明らかに顔が真っ青だ。
「静流どうした、大丈夫か?」
聞くと静流は頷くだけが精一杯の様子。
『・・・ン・・・ナ・サイ』
「え?」
『・・・ゴメ・ン・ナサイ』
静流の顔色の悪さに、俺は驚いて気が緩んだんだ。
シャットアウトしている声が聴こえてきた。
意識してないと全部聴こえてくるので普段は聴こえないようにしているのに。
久し振りに。
はっきりとした声。
そしてそれは静流の方から聴こえてきていた。
