「なんでお前が知ってるんだよって感じ?」
そうだ。
静流の言うとおり、桃は俺にそう言って食って掛かってきた。
「誤魔化そうと思ったけど、桃のひいばあちゃんがいるんだねって興奮しちゃって…何となくバレたって感じかな。でも吹聴するやつでもないし、半信半疑って感じなのかもなー。それでもってデリカシー全くない奴だけど。まー、総合的には良い奴だよ」
俺が言うと頷く静流がいた。
「なんか納得する。板倉君って嘘つき呼ばわりじゃなくて「信じたいなら信じても良いんじゃねーの?俺には視えないし感じないから、良く分からねーからなー、なんとも言えない」って自分で納得してるっぽい」
静流、お前は見てきたのか?
確かに桃はそんな奴だよ。
俺は微かに笑うと、静流も微かに笑った。
その笑われた奴を俺達は見た。
教室の後ろで女子とうるさく戯れている。
お調子者を…
