そして俺は今、静流の家でお茶を頂いてる。
「はじめまして。合尾一葉です」
お茶菓子を持ってきてくれたおばあさんに会釈する。
「孫がお世話になります」
可愛らしいおばあさんだ。
普段着に替えた静流が入ってきた。
「ごめん、うるさかった?」
静流はおばあさんに謝っていた。
「階段のすぐ脇だからね。話し声は聞こえましたよ。静流。人様の家庭に口出しをしてはなりません」
優しいけど、しっかりと線引きはあるみたいだ。
「…でも。僕は、正直見抜かれたと思っています」
俺が言うと
「お義父様もお若い。一葉君ももちろんお若い。家族の事は家族で話し合えばいいの。他人が口出しする事はないの」
おばあさんに優しく微笑まれた。
