「私が感じただけ。一葉がオトンに遠慮して…良い子を演じてるから…居心地悪いと言うか気持ち悪いと言うか。でもさ、人の家庭にとやかく言うのっておかしいなと自分でも反省してたんだよ。一葉がそんなに気にしなくって良いんだって。だからごめん‼︎ 土足で一葉の家庭に入って荒らして‼︎」
静流は一気に吐き出した。
「別に謝って欲しいわけじゃなくて。遠慮ねー。正直どう接して良いか半年経ってもまだ分かんねーんだよー、俺も…」
なんだよ、俺。
ただ愚痴ってるだけじゃん。
親との接し方なんて、自分で考えなきゃ意味がねーのに。
俺達はなんとも言えない後味の悪い空間に放り出されてしまった。
抜け出す事は、ガキの俺には去る事しか考えられなかったのに…
帰ろうとした瞬間、声をかけられてしまった。
「静流。お友達?」
優しい声だった。
