半身。然るに片羽。



沈黙に音が響いた。
よく聞くとそれは深いため息だった。



俺は向かいに座る男に視線をやった。

桃。

桃は俺から目を離さない。
真剣な眼差しが俺に無言の罵声を浴びせている。



根負けしたのは、俺。
俺は桃から目線を外した…



桃がまた深いため息を付いた。



俺の方がため息を付きたいよ、桃。



目を覚ますだと‼︎
あんな言葉を言った後で?
だめだー…
恥ずかしさのあまりに失神するかもしれない。