半身。然るに片羽。


「はぁ。そのさ、義一を後継者にって、書面かなにかで残ってたりする?」

聞くと義一が頷いた。

「すっげーヤダけど…もう1回最上の屋敷に行かせてもらう。なんだっけ?俺を後継者にって言っている奴等にも分かってもらわねーと、この先も付きまとわれそうでヤダし」

マジで。
マジで勘弁だよ、静流。

静流に通じたのか、あまりにも俺が嫌そうな顔をした為か…

「私も行くから」

俺の頭をくしゃくしゃと撫でて、綺麗に微笑んだ静流がみえた。