「…ぅっ…」
必死に声を殺して泣く少女。
「義一は、花枝さんと一緒になりたいんだと俺は思っていたんだけど?周囲にバレたく無くてお前はワザと素っ気なくしていたのに?」
冷ややかに言うと
「俺だって花枝と一緒にいたいさ‼︎ だけど‼︎ お前を後継者にと言っている奴等の出した条件は…父と同じだ‼︎ 用意された許嫁を娶り最上の血を絶やしてはいけないと言うこと…あの人の遺言とやららしい………花枝を守る為に俺は条件を飲まざるを得ない…」
義一も半泣きだ。
「………後悔もあったんだ」
俺が呟く。
「静流。すっげーヤダ。出来れば会いたくねーんだけど」
俺は駄々っ子か。
「一葉。どっちを選ぶ?我慢して会うか、義一君達を見捨てるか」
静流は厳しい。
「…義一を見捨てる訳にはいかねーじゃん。意地悪く言うなよな」
俺の言葉に静流は優しく頬を摩ってくれた。
やべー。
泣きそうだ。
