《・・・なぜ、一葉なのだ?》 「マジ。なんで、義一に聴こえねーんだよ」 《謎だ》 〈2人だけの会話しないでよ‼︎〉 「ブルー、うっせ‼︎」 俺のイラつきが分かったのか、瑞葉がぎゅっと抱き付いてきた。 「一葉。なにがあったのか言ってくれなきゃ私達だってただ心配になるだけ。話しなさい、ほら」 静流の声は瑞葉を不安にさせたと、俺を叱っている。 俺は食器棚の窓硝子の中のイエローを見つめ、小さくため息を付いた。