半身。然るに片羽。


1年1組は下駄箱に1番近い教室。

『・・・モ・・・ド・シテ・モ・・・ドシテ・・・モドシ・テ・・・』

声が段々と強くなった。

ここに…いるらしい…

外靴に変えて1組の窓下に行き雑木林を見つめた。


静流はこの方角を見ていると言った。


俺は一歩一歩林に近づきながら周りを見渡し、高い草の隙間に隠れるようにしてある獣道を見つけた。

あの声は、とても小さくなっていたから、あいつには頼れない。

この辺のやつらが同じ思いなら、また別の声が聞こえると分かりやすいんだけど。

つうかさー。
静流、俺より《性能》良いじゃねーの?
なんかマジへこむんだけど。

ガキって言ってたけど、こんなとこか?
器がちいせーと自分でも思ってる、こんなとこか?