半身。然るに片羽。


「すいませーん」

桃に呼ばれる。

「はい」

「えっと。プレートAセットを3つで」

「セットのお飲み物はいかがなさいますか?」

「俺はコーヒー。相川は?」

「板倉君、彼女を先に聞くべきでしょ?」

「は?俺達別れたって言ってなかった?一葉に話したと思ったんだけど…奈々子は相川に言ってねーの?」

「言い忘れてた、あはは。桃真とは別れてんだ。それよりも私はアイスミルクティーね」

俺と静流はこの2人には驚かされっぱなしだ。
だから、桃真に奈々子と呼び方が変わっていたのか。

「お、客様はお飲み物いかがなさいますか?」

静流に聞く

「っえ?あ?あー、私もアイスミルクティーをお願いします」

静流もかなりキョドっている。

「お飲み物は食後にいたしましょうか」

「それでいい?」

桃が2人に聞いていた。
キッチンに入り、オーダー表を貼る。

「A、3です!」

「はーい」

コックの木下(キノシタ)さんが軽く返事をする。



俺は静流のおばあさんの店で働いてる。