「オニィ」
瑞葉に呼ばれて、立ち上がったら、フラッと体が揺れた。
腕を掴まれた。
180を越す俺を支えてくれたのは、俺より少しだけ小さな桃だった。
「瑞葉ちゃんにはお前だけなんだ。俺も相川もいることを忘れんなよ?叔父さんのご両親もうちの両親にも…頼れよ…絶対に‼︎ お前は倒れちゃ駄目なんだよ‼︎」
優しくもあり、厳しいことだ。
おばあちゃん達も、心配してくれてんのか…
そっかー。
俺も、孫と思ってくれてんだ。
「…分かった。辛い時は頼るから」
急に足下が暖かくなったので見たら、瑞葉が俺の足にしがみ付いていた。
この時、俺は、決めた…
