半身。然るに片羽。



・・・ゆらりゆらり・・・


影が完全に靄となった。

「…」

俺の言葉だけでは切り離せない。

黒岩本人が、出て行けと言えたんだ。

ゆっくりと黒岩が机なら顔を持ち上げるのが影の隙間から見えた。

「なんで逝けねーの?あんた可哀想な奴だな」

これは俺の本心だ。

「逝けって・・・モガミカズォ」

影が俺目掛けてぶつかろうとした。

最後まで言わせなかった‼︎

影は俺に触れることも出来ずに、教室の中を猛スピードで回り始めていた。

《〈一葉‼︎〉》

なんで俺の後ろからブルーの声もするんだ?

《・・・なぜ・・・貴様が》

イエローも混乱中だ。