半身。然るに片羽。


散り散りにクラスメートが帰っていた。

「合尾君、さよならー」

女子に声をかけられて

「また明日」

俺の作られた微笑みはこんな時でも条件反射で出てきてしまう。






そして…
誰もいなくなった教室で俺は耳を傾ける。

『・・・モドシ・テ』

分かんねーんだけど?

「あんたは、何を戻して欲しいんだ?」

小さな声で俺は声に問いかけた。