「…聴こえた声関係な」
俺が喋り始めると、オカンの顔が厳しくなった。
オトンごめん、最上の血でごめん。
「…昔…この地域で、高校生だと思うんだ。男子が男子を…監禁?とかって話し………知ってんだな⁉︎」
明らかにオカンもオトンも顔付きが変わった。
「待って、待って、一葉‼︎ どうしてそんな話が出てきたのかを教えて」
焦ってはいるが流石は俺の親で、オカンは冷静に聞き返してくる。
オトンと言えば…今にも倒れそうだった。
俺は自分の聴こえることを両親には話している。
どこまでかは分からないが、両親は受け入れてくれていると思う。
なので…全部話した。
友人が悪霊に乗っ取られたこと、引っ張られて視せられた思い出。
作られた真っ白な部屋の事、少年のされた仕打ち。
オトンの体が揺らいだ…
「オトン!」
オトンは机にしがみついて必死に態勢を立て直した。
待てって…
あの少年は…
まさかだろ…
