半身。然るに片羽。


『・・・あいつが・・・悪い・・・一緒にいたかった・・・だけなのに・・・』

黒岩の声じゃない。
横たわってる黒岩の寝言に聞こえるけど、冷たい声の主は影の声で。
黒岩の中にもいるらしい。

《憑いている奴の声らしい》

イエローがそっと俺に呟いた。

《我は黒岩と話しがしたいだけなのだが》

『・・・こいつ・と?』

《そうだ》

『・・・無駄だよ・・・こいつは・・・俺に委ねたんだ』

本能で感じる。
こいつは今までに無くやべー奴だ。
冷気がハンパねー…

『お前等は・・・敵か・・・敵なのか・・・』

影に呟かれて。
意識が持って行かれた。