半身。然るに片羽。


「え、本当?ごめんねー」

謝ってる静流を見て、ブルーを視たのがそれだったのかと考えてた。

とりあえず立ち話もなんだからと近くのファミレスでお茶をした。

「なーなー、黒岩っていたじゃん?」

「ブ‼︎」

「汚ね、一葉!」

「ゲホゲホ」

むせたっつうの。
なんで脈絡もなく、今急に黒岩が出てくんだよ桃。

ハンカチを貸してくれて、俺の背中を擦ってる静流が代わりに聞いてくれた。

「今日ね、黒岩君が元から体調悪かったところに体育でボールが頭に当たっちゃって。大事を取って早退したの。心配だねってさっき話してたから。タイミングが良すぎて一葉ビックリしちゃったんだと思う…それでその黒岩君がどうかしたの?」

静流がごまかす。