《我が視えているのか》 「‼︎」 息が出来ない。 金魚みたいに口をぱくぱくしている俺が硝子で見て取れた。 《聴こえてもいるようだな》 振り向く、が、視えない。 なんだよこいつ‼︎ 硝子越しじゃねーと視えねーってか? 《…もう落ち着きを取り戻したか、一葉》 「なんで俺の名前を知ってんだよ⁉︎」 《当然だろ?我がここに在るのはもう16年になるからな》 「…って俺が産まれた時じゃねーか‼︎」 《そうだが?》 って… なんなんだよ、こいつ‼︎ この黄色っぽい人影は‼︎