あれ? 俺達、触れ合ったよな? なのになんで… 何も聴こえなかった? 何も視えなかったんだ? 目の端で何かを捉えた。 「………」 窓硝子に映っているのは… 影のようで影でなく。 人のようで人でなく。 でも確かに俺の頭上に、いる。 …嘘だろ? 後ろを振り返る、誰もいない。 硝子を見る、なにかが、いる。 …いる。